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美山の長い一日 その1 メカニック編

2017.07.31.17:13

臨時休業して美山サイクルグリーンツアーのメカニックに行ってきました。
3:30起床 
4:00白星に寄ってから出発

真っ暗な空がピカピカ光っていて不気味な感じ。
京都縦貫道で向日市のトンネルを出るとぽつぽつ降ってくる。
トンネルを一つくぐるたびに、雨脚が酷くなり、最後はワイパーをフル稼働させても前が見えない。

「えらいこっちゃ、傘やレインコートも用意してこなかったなあ」
「自転車で走るのは危なくないかな?」
「美山サイクルグリーンツアーを開催できるのかしら??」
と心配しながら、園部でおりて美山へ急ぐが、前に軽四数台がゆっくり走ってくれてイライラ・・・

5:30に到着して大量の荷物をメカニックテントに運び込んで、すぐにスタッフ会議へ。
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コース巡回して下さるサポートライダーの皆様に、2つのお願いをしました。

1つめは、トラぶったおかげで「今後は事前にちゃんと整備や準備をしよう」とするきっかけになるようにして欲しい。
その為に、時間的な余裕が有れば、自分でパンク修理が出来るように、アドバイスしながらフレンドリーに対応して欲しい。

2つめは、自転車競技を始めてみたい高校生に、貸し出し用のバイクなどを提供出来るように、不要なパーツを寄付していただきたい。(事前にFBでお願い済み)


ミーティング終了後、メカニックテントに行くと、すでに並んでいる方が。
「チューブは売ってもらえますか?」という方が2名。(心の声:おいおい、自分で買って準備してこいよ)
「空気を入れさせて下さい」という方が4~5人。(たくさん入れれば良いってものじゃないよ。タイヤサイドの推奨空気圧をチェックしたの?)

きちんと準備が出来ないままに、いきなりメカニック作業がスタートしてしまった感じ。
(7つのプラスチックコンテイナーに、チェーン、ケーブル、各種ブレーキシュー、各社のクリート、ライト等々、様々なニーズにお応えできるように準備して行きました。過保護かな?)

その後は、「変速がおかしい」という千葉から来られた女性。
ヘッドチューブにシフトインナーが入るようになっているために、シフトアウターケーブルの長さが短く余裕がないために、輪l行した際に折れ曲がってしまったようだ。
フレーム内蔵のケーブルのために交換に長い時間がかかる可能性がある。
(この構造だと仕方がないなあ・・。ケーブルは外出しが良いのになあ。輪l行の時は、ケーブルに負担がかからないようにしてね。)
一番大きなギアには変速できないけれど、他はうまく行けるので、途中でおかしくなったらまた来てください。
帰宅後に購入店に整備に持って行くようにお願いする。


続いて、変速はスムーズなのに、トルクをかけるとガチャガチャ言うとのこと。
「いつ頃からですか?」
「かなり前からです」(おいおい、それなら修理してからおいでよ)

電動のシフト調整をして変速すると快調。
しかしよく見るとチェーンが相当使い込まれている。
チェーンチェッカーで調べたら、交換時期をとっくに過ぎている。(よくココまで使いましたね。チェーンにも寿命があるんだよ。)
ミッシングリンクの取り外しに手間取り、また新しいチェーンに交換後はミッシングリンクが入りにくいため、結構時間がかかってしまった。(まさかチェーンの交換までは無いだろうと思っていたけどね。でも6速から11速、シマノ&カンパの数種類10本以上のチェーンを揃えて持ってきたからね。)


さらに続いて、「サドルの位置を前に移動して欲しい」。
数ミリ単位で調整するものなのに、30ミリ以上前にしてほしいとのこと。
(誰かの自転車を借りてきて、今日初めて乗ったのかい?)

タイヤのサイドカットでチューブと共に交換。(これくらい使っていたら、「もうそろそろ交換しなきゃ」と思わないのかな?)

リアハンガーの破損で収容車の要請あり。
戻ってきたバイクは、写真のように無惨な姿に。
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スタートしてすぐ初めて坂を上るときに、ローにしたとたんにリアディレイラーをスポークに巻き込んでしまったようでした。

東京からのご参加でしたので、このままリタイヤするのはもったいないので、レンタルバイク(2000円!)をオススメしました。
サドルの高さを調整し、フラットペダルをスピードプレイにして、ボトルケージやサドルバッグ等の移動をしてあげて再出発。

メカニックブースを開設後 約1時間、7時半までにこれくらいのトラブル対応があったのでした。



一日の作業の中で、リアエンドの破損が3件。
いつでもスタート前に真後ろから見て、カセットスプロケのギアとリアディレイラーのプーリー(小さなギア)の3つが一直線になっているかどうか、チェックを忘れずに。
(フレームごとにリアエンドが違うので、こちらでは準備しきれません! 2~3000円程度で手に入りますから、是非とも一つサドルバッグに常備されておくことをオススメします。)
うごいghおhっpkjぽj@k@pk
下り坂の落車に巻き込まれてしまうという不可抗力も有りましたが、トラブルの多くは「整備不良」と考えられるものでした。

一日の作業でタイヤ6本、チューブ10本が出ました。
数字として多いのか少ないのか分かりませんが、1000人の参加者で、メカニックで作業したのが40件。

イベントの参加する前には、入念に点検整備をするということが、楽しいライドにつながるということを意識欲しいですね。
また、パンク修理は基本中の基本です。いつパンクしても修理が出来るように練習をしておきましょうね。

今回トラぶった方が、今後「自分の責任で整備や修理に取り組もう」と思っていただけたら幸いです。
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プロフィール

辻 正光(ぱぱみつ)

Author:辻 正光(ぱぱみつ)
奈良市で31年間の小学校教員生活の後に早期退職し、楽しく豊かなサイクルライフを広めるために2008年に創業いたしました。

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