昔のシクロ世界選観戦記 その2 決戦は土曜日!

2016.02.16.15:10

2002年2月2日土曜日です。
宿泊したハッセルトから、世界選手権会場のゾルダーまでは約10キロ。
7時20分にバスに乗って会場に向かいました。
8時に到着し、会場入り口で2日間通しの入場料25ユーロを払って入場します。

昨日歩き回って一番応援しやすいスポットを見つけておいたので、ジュニアクラスのスタートまでもう一度スタート地点周辺を歩き回りました。
世界選手権だけあって、全世界からの応援団が大挙して来ています。
各国の国旗、イメージカラー、フェイスペインティングした応援団・・・

黄色、黒、赤のベルギーカラーの帽子(かつら)をかぶった人がいっぱいです。
黄色にライオンのベルギーの旗も目立ちます。

スタート1時間前の午前10時には、恐ろしいほどの人数がコース周辺に集まってきたので、応援スポットに移動してレース開始を待ちます。
約3キロのコースを取り囲んで2重3重の人垣ができはじめています。

善光の体調はどうか、機材の調子はどうか等々、いつもは私がメカニックだったので、レース前には気になることがいっぱいです。

今回はジャパンチームとしてメカニックさんも来ていただいているので安心のハズですが、本人に会っていないのが一番の気がかりです。
地味なウエアを着ていますので、応援している私に善光が気がついてくれるかも心配です。

応援スポットに陣取った皆さんの多くは、私のことに十分気づいて下さっています。
「MASA、キミをニュースで見たよ」(名前までニュースで出てたんだ)
「今朝のニュースにも出ていたよ。」
「リシャールと一緒にオランダのテレビにも出ていたよ」
「地の果てから応援に来たんだね」(ヨーロッパが中心の彼らの地図では、日本はFAR EASTです。)
「MASA、日本のどこから来たの」
「一緒に写真を撮ろう」・・・
えらい人気者になってしまいました。

待ち時間もとても楽しくお喋りするのですが、「善光大丈夫かな?」と内心ドキドキで、お話にも身が入りません。
試走で2回善光が目の前を回走っていきました。


いよいよ11時。
シクロクロス世界選手権ジュニアクラスのスタートが切られました。

スタート直後のカーブの上りで大落車発生。
バイクと共に転んだ姿が、スクリーンに映し出されます。
バイクを担いだ善光が大きく映し出されました。

ほどなくして大歓声のウエーブと共に選手がやって来ます。

先頭から少し離れて善光がやってきます。
「よっしみつぅ~」とありったけの声で叫びました。

数周回しましたがスタート位置が一番後ろからなので、なかなか前に上がって来られないようでした。
少し遅れてきたので心配していましたが、すねをを見たら沢山血が流れています。
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「大丈夫か~?」と声をかけますが返事がありません。
確かに私の位置に気づいているハズですが。

一人で集団を追いかける善光に大声で応援する私を見て、周りの観客も一緒になって応援してくれるようになりました。
「Here he' comin'」(やってくるよ)
「Ready?」(よ~うい)
「Ganba reeee」(がんばれ~)

「ヤーパン!ヤーパン!」(ジャパン)と大合唱といった具合です。

トップの集団よりも大きな声援を受けて必死で前を追いかける善光の姿に感激してしまいます。
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森の中を下ってきて、砂地につっこみ、また森に上り返すという難しい地点で応援したので、長時間姿を見ながら応援することが出来ました。

残り数周回というところで、一緒に応援して下さった皆様方にお礼を言って、フィニッシュ地点へ移動しました。
ジャパンチームのピットでは、スタッフがサポートと応援をして下さっています。
fzbartaqryapok@afhdkma@zk@fkaZfp

完走目指して前の選手を追いかける善光。
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6分あまり遅れましたが、なんとかフィニッシュすることが出来ました。
世界のトップ選手に対して周回遅れでラップアウト(失格)にならないかと心配していましたが。
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走りきった善光の所に駆けつけて話をすると、
「初めのうちに幅寄せされて、コースロープの木の杭に激突した。転倒してケガして遅れてしまった。」
「ブレーキが2回故障してトラぶってしまった」
「悔しい。力をつけてもう一度挑戦したい」とのこと。
負けず嫌いがジャージを着てシクロバイクで走っている善光らしいコメントでした。

優勝は(現在エリートで大活躍している、)ベルギーのケヴィン・パウエルズ選手でした。
3位がチェコのゼネク・スティバール選手という、現在のシクロクロス界の中心で活躍する選手達のレベルは恐ろしいくらいでした。

「マーサ 息子は?」
「54位でした!」 と言うと、地元の人たちは「すばらしい!」「小さい身体で良くがんばっていたぞ」「息子を自慢に思え」などと声をかけて下さいました。

地元選手の優勝に会場は大盛り上がり。
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みんながビールを片手に大声で歌っています。

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テントの中ではみんなが酔っぱらってダンス。
「一緒に入って楽しもうよ」と誘ってビールをおごって下さいます。
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レース観戦よりも飲んで騒ぐだけに来ている人も少なく無いのでしょう。
お酒の弱い私ですが、せっかくですから本場のベルギービールを一口だけ頂いて、一緒にダンスの輪に入って雰囲気を楽しませてもらいました。


午後2時からは、男子アンダー23クラスのレースです。

(後に全日本選手を10連覇することになった)辻浦選手です。
日本チームと合流するまでも、ヨーロッパでシクロクロスのレースを転戦しておられました。
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もう一人の代表は「プチさん」こと 内山選手です。
「悪魔参上!」のペインティングがあるコースを走られます。
ぺちっっと
(プチさんは、後に善光がお世話になった、湘南ベルマーレ サイクルチームの監督で、毎年ホノルルセンチュリーライドの伴走でもお世話になっています。)この頃から、ずっとご縁がありました。

大事件発生!
ジャパンチームのピットが大騒ぎです。
「辻浦選手は失格だ。レースをやめさせろ!」とコミッセールが言いに来ているようです。
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日本やワールドカップで許されてきたディスクブレーキが、「伝統的な構造ではない」「日本以外の国では手に入れることが難しい」とかいう理由で違反だというのです。

レースをストップしようとする係員を尻目に、(日本語が係員には分からないので)「聞こえないふりで最後まで走れ」という指令が出て走り続けました。(丸秘ですが、今となっては時効だから正直に書いちゃいます。)
そして最後まで走りきって、トップから2分47秒遅れの実質21位という日本選手の歴代最高の成績だったのですが、惜しくも失格となってしまいました。

優勝はオランダのタイス・ヴェルハーゲンという選手でしたが、「タイス!」という応援団が観光バス何台も連ねてきていたのには驚きました。

レース後にはドイツ応援団?の悪魔おじさんと再度遭遇。
沢山お方からサインを求められていました。
nkjnboqirhnagjmvdop@kp@kdkd
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こうして世界選手権第1日は終わりました。
毎年一番寒くて泥も凍ってしまう季節のレースだと言われているのに、この日はコートを着ていたら暑くて汗だくになってしまうくらいの応援日和でした。

【後日談】
レース後に病院に連れて行ってもらったら、「すねの骨折」でした。イタ~い。
でも初めての世界選手権での観客の声援に、相当アドレナリンが出ていて痛さも忘れて走ったのでしょうね。


先週、善光の夢だったTeam ZENKOのチームカーの発表会がありました。

てあmcあrがづいあい

詳しくは、シクロワイヤードをご覧下さい。
CW 「Team ZENKO チームカー発表会」は → こちら

teamcあrjm-
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