努力の壺

2010.01.22.20:22

 明日は元のお仕事の関係で「日韓教職員フォーラム」で大阪に出張するぱぱみつです。
 土曜日は14時開店ですのでよろしくお願いします。

 さて、お正月に同窓会をしたクラスの学級通信「アルマック」を懐かしく読み返してみました。
 その中に「努力の壺」というお話を載せていましたのでご紹介します。

 あの子たちを教えていた20年前から、ことあるたびに教え子や息子たちにも読み聞かせてきたお話です。
 貴光や善光がくじけそうになった時にも繰り返してお話ししてきました。
 このお話しがなければ、あんなに苦しく辛い(そしてすばらしい)自転車競技を続けてこなかったかも・・・と思っています。

 小学1年生の子の作文で、ひらがなが多いので大変読みにくいと思いますが、大好きなお話ですのでそのままご紹介します。
 小さな子どもさんがおられる方には、省略しないでそのまま全文を読んであげるとよいと思います。
 
 こんな歳になってもまだ「努力をしよう」と思わせてくれる本当にすてきなお話です。


「ど力のつぼ」 角野 愛(1年)

「お母さん、ど力のつぼのはなし、またして。」
「ウンいいよ。こんどはなあに。」
「さかあがり」
「あらあらまだいっぱいになっていなかったのね。ずいぶん大きいねえ。」
と、いいながら、お母さんはいすをひいて、わたしのまえにすわりました。
 そして、もうなん回もしてくれた、ど力のつぼのはなしをまたゆっくりとはじめました。
 それはこんなはなしです。

 人がなにかはじめようとか、いままでできなかったことをやろうと思ったとき、かみさまからど力のつぼをもらいます。
 そのつぼは、いろんな大きさがあって、人によって、ときには大きいのやら小さいのやらいろいろあります。
 そしてそのつぼは、その人の目には見えないのです。
 でも、その人がつぼの中にいっしょうけんめい「ど力」をいれていくと、それがすこしずつたまって、いつか「ど力」があふれるとき、つぼの大きさがわかる、というのです。
 だから、やすまずにつぼの中にど力を入れていけば、いつか、かならずできるときがくるのです。

 わたしは、このはなしが大すきです。ようちえんのときはじめてお母さんからききました。そのときは、よこばしごのれんしゅうをしているときでした。
 それからも、一りん車や、てつぼうのまえまわり、とびばこ、竹うま。なんでもがんばってやっているとき、おかあさんにたのんで、このはなしをしてもらいます。くじけそうになったときでも、このはなしをきいていると、心の中に大きなつぼが見えてくるような気がします。そして、わたしの「ど力」がもうすこしであふれるように見えるのです。だから、またがんばる気持ちになれます。
 お母さんのいうとおり、こんどのさかあがりのつぼは、ずい分大きいみたいです。さかあがりをはじめてから、もう二回もこのはなしを、してもらいました。
 でも、こんどこそ、あとすこしで、あふれそうな気がします。だから、あしたからまたがんばろうとおもいます。
 お母さんは、「つぼが大きいと、とてもたいへんだけど、中みがいっぱいあるから、あなたのためになるのよ」といってくれるけど、こんどはかみさまにもらうときは、もうすこし小さいつぼがいいなぁとおもいます。
                    『子どもを変えた「親の一言」 作文25選』 明治図書
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

辻 正光(通称 ぱぱみつ)

Author:辻 正光(通称 ぱぱみつ)
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード